スカッシュに限らずスポーツには身体能力と精神力が必要です。その中でもイメージ力が大事だと思います。イメージした通りに身体を動かすことが出来ればミスも少なくなり勝利に近づけます。しかしながら試合でミスは避けられないものです。ミスをした時に自分のイメージと照らし合わせてしっかり分析と対策を行いましょう。
ミスって何?
ミスには大きく分けて2つあります。
①しっかりイメージが出来たのに起こってしまったミス。
②イメージがおろそかな時に起こったミス。
①は相手を追い込める、ポイントに繋がるとしっかりイメージが出来ていたのに起こってしまったミスです。コートコンディションがつかめていない序盤や疲労している時などに起こりやすいです。
②はイメージが固まって無いままプレーをしてしまった時に起こるミスです。相手のプレッシャーや長いラリーなど精神的疲労によって頭が回らなかった時に起こります。
ミスを分析・修正しよう
ミスをした時には同じミスを繰り返さないために分析をして修正しなければなりません。
①は普段練習している事を思い出して分析・修正できるミスのはずなので素早く実行しましょう。いつも以上のスピードや精度を求めてないか?体勢はどうだったか?グリップは?相手からのプレッシャーは?など冷静に分析して次のラリーで修正していきます。
②のミスはイメージが固まっていない「雑なプレー」や「ギャンブルショット」の結果です。分析・修正不能・制御不能、どんなシチュエーションで打ったかもうろ覚えのはずなのでミスをしても「だよね~」と諦める他ありません。もしそんなプレーでポイントが出来たら「ラッキー☆」ですぐに忘れちゃいましょう。そう何度も幸運は訪れません。
試合中は分析すれど反省はせず
どちらのミスでも大事なのは「試合中は反省をしない事」です。
何度も言いますが身体のコントロールはイメージが大事です。試合中のミスは強くマイナスのイメージを残してしまうためしっかりと打ち消さないと同じ事を繰り返す傾向にあります。反省はマイナスを強めてしまう傾向にあります。
分析・修正で「自分は出来る」とイメージするとミスのイメージは打ち消せます。最悪ミスはラケットのせいにでもして気持ちを切り替えましょう。
試合中はアドバイスをする人も反省を求めない
ゲーム間のアドバイスでも反省させるのは控えましょう。
選手の力量や性格にもよるのですが、アドバイスをする側もなるべくマイナスのイメージを植え付けないようにしましょう。簡単なのはミスに触れず「ドライブ速いね!押していこう!」「ドロップ良かったよ!もっと使おう!」など良かったプレーを褒めましょう。
試合が終わった後は十分に反省
試合が終わった後は十分に反省しましょう。アドバイスをする側もミスの指摘解禁です。次の練習に向けて十分に反省して課題を見つけてリカバリーが出来るように練習しましょう。